M·T·AManagement
Theory Atlas
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EVERYDAY QUESTION

同じ職場なのに、人によって扱いが違うのはなぜ?

上司が一部の部下にだけ大事な仕事や相談を回す。同僚だけが特別な働き方を認められている。扱いの違いは不公平感の原因になりやすい一方で、研究では、単なるえこひいきとしてだけ説明されてきたわけではありません。

この疑問を説明する 3 つの理論

01

LMX理論(リーダー・メンバー交換理論)Leader-Member Exchange (LMX) Theory · Graen & Uhl-Bien 1995

上司は部下全員と同じ関係を結ぶのではなく、部下一人ひとりと質の異なる関係を築いている、という発見から始まった理論です。関係が育つと、決められたやりとりを超えて互いに協力するパートナーシップになります。理論を提唱した研究者たちは、一部の部下だけを内集団として優遇するのではなく、すべての部下に関係を深める機会を与えるべきだと提言しています。

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02

組織的公正Organizational Justice · Colquitt 2001

人は職場の公正さを、結果の配分、決め方の手続き、相手からの扱われ方、説明のされ方という四つの面から判断する、とする視点です。四つの面は、満足や評価とそれぞれ異なる形で結びついています。扱いの違いに不満を感じたとき、それが結果そのものへの不満なのか、決め方や説明への不満なのかを分けて考える手がかりになります。

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03

i-deals・個別配慮Idiosyncratic Deals (I-deals) · Rousseau et al. 2006

従業員が会社と個別に交渉して、同僚とは異なる働き方や条件を得る取り決めを扱う理論です。本人だけでなく組織にも利益がある点で、関係だけで与えられるえこひいきとは区別されます。ただし、同僚から公正だと受け止められなければ、えこひいきと区別がつかなくなります。取り決めの手続きが開かれているか、自分にも同じ機会があると思えるかが鍵になるとされます。

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ここに挙げた理論は、疑問を考えるための手がかりです。どの理論がよく当てはまるかは、組織や状況によって変わります。

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