M·T·AManagement
Theory Atlas
β版現在の収録数 108 項目
EVERYDAY QUESTION

どの会社も同じことをするのはなぜ?

ある会社が新しい役職や制度を始めると、効果がはっきりしないうちに同業他社も次々に取り入れる。組織が似ていく理由は、効率だけでは説明できないとする研究の系譜があります。

この疑問を説明する 3 つの理論

01

制度的同型化Institutional Isomorphism · DiMaggio & Powell 1983

同じ業界の組織が、効率のためというより、周囲から正統だと認められるために似た形になっていく、とする理論です。法律や取引先からの圧力(強制)、先が見えない中での成功企業の模倣(模倣)、専門職の教育や業界団体を通じた「あるべき姿」の共有(規範)という三つの力が挙げられています。

制度的同型化の解説を読む ↗
02

制度化された組織(神話と儀式)Institutionalized Organizations (Myth and Ceremony) · Meyer & Rowan 1977

組織が取り入れる制度や方針の多くは、社会で「合理的」とされる考え方を、儀式的に取り入れた結果だとする理論です。そうした制度は、実際の仕事のやり方とは切り離されたまま置かれることもあります。どの会社も同じ方針を掲げているのに、現場の実態は会社ごとに違う、という状況を説明します。

制度化された組織(神話と儀式)の解説を読む ↗
03

組織の正統性Organizational Legitimacy · Suchman 1995

組織が社会から「ふさわしい存在だ」と受け入れられている状態を指す概念です。正統性があると資源や支持を得やすいため、組織は周囲に合わせるなどの方法で正統性を得ようとします。他社と同じことをするのは、その分かりやすい方法の一つです。

組織の正統性の解説を読む ↗

ここに挙げた理論は、疑問を考えるための手がかりです。どの理論がよく当てはまるかは、組織や状況によって変わります。

MORE QUESTIONS

ほかの身近な疑問