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Theory Atlas
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EVERYDAY QUESTION

「うちらしくない」と、変化に反発が起きるのはなぜ?

新しい制度やサービスを入れようとすると、「それはうちらしくない」という声が強く上がる。伝統あるサークルで、恒例行事をやめようとすると猛反対される。組織の研究では、組織の「らしさ」が何で、いつ表に出てくるのかが論じられてきました。

この疑問を説明する 2 つの理論

01

組織アイデンティティOrganizational Identity · Albert & Whetten 1985

「私たちは組織として何者か」への答えとして、組織を他から区別する中心的で持続的な特徴を捉える概念です。この「らしさ」は、ふだんの判断ではほとんど話題にならず、通常の判断材料では決められない分かれ道の選択のときに初めて持ち出される、という見方があります。一方で、「サービスを大切にする」のようなラベルは保たれても、その意味は時期や集団によって解釈し直されていく、という見方もあります。

注意理論を整理した Whetten (2006) 自身が、変化への抵抗一般を説明するのに組織アイデンティティは通常必要ないと述べている。「らしさ」をめぐる反発と、単なる現状維持とは分けて考える必要がある。

組織アイデンティティの解説を読む ↗
02

社会的アイデンティティ理論Social Identity Theory · Ashforth & Mael 1989

人は所属する集団を自分の一部として感じることがあり、これを組織への同一化と呼びます。集団の価値観や慣行の独自性が、同一化を強める要因の一つに挙げられています。組織の「らしさ」が変わることは、そこに自分を重ねている人にとって、自分が何者かに関わる問題になります。

社会的アイデンティティ理論の解説を読む ↗

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組織文化Organizational Culture · Schein 1985

組織文化は、集団が問題を解決する中で身につけた、当たり前とされる前提の体系で、目に見える人工物、表明された価値観、無意識の前提の三層からなる、とする理論です。目に見える人工物だけを見ても、その意味は深い前提を理解しないと読み解けないとされます。

ここに挙げた理論は、疑問を考えるための手がかりです。どの理論がよく当てはまるかは、組織や状況によって変わります。

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